かしのたかひと 樫野孝人 一人ひとりの志が神戸を創る

ホーム構想と公約神戸の使命である震災復興と防災

神戸の使命である震災復興と防災

阪神・淡路大震災から19年になろうとしています。人口は戻り、一見復興はできたように思えます。ただ、新長田駅南再開発問題を初めとして、神戸市のハコモノありきの復興のしかたに、大きなひずみが生じています。その解決は神戸市の責任においてなされるべきでしょう。「被災地」の現状を直視し、復興の課題解決をめざします。
そして、未曽有の被害を受けた私たちは、何より防災の必要性を認識しています。今後は天災が起こってもその被害を最小限に食い止め、市民の安全を守る体制を構築します。

【1】借上公営住宅問題を適切に解決します。

まずは、兵庫県と神戸市とで対応策が違っている現状を是正します。そして、居住の安心確保と、住み慣れた地域のコミュニティの維持と20年の契約期間問題を解決するための方策を講じます。

【2】新長田に市役所機能の一部移転を行います。

新長田においてハコモノの復興は終わりました。商店主の皆さんが安心して営業し、暮らしていけるようにするため、にぎわいづくりに力を集中します。とりわけ、現在開始されている“リボーンプロジェクト”を成功させます。
そして、新長田再開発地区の空き床を埋める手立てを講じます。その一環として、市役所機能の一部を移転し、人の流れをつくり、地下鉄海岸線の黒字化にも寄与するようにします。

【3】震災アスベスト問題について取り組みます。

阪神淡路大震災のときにアスベストを吸引した方々について影響が出始めることが懸念されています。そこで、アスベスト検診の実施をはじめ、今後の発症を想定した対策を講じます。

【4】「地域防災計画」を全面的に見直します。

現在の「地域防災計画」を、さらに財政的に裏付けられた実施計画に策定しなおし、地震、水害、津波など自然災害への万全の備えを講じます。

【5】人工島での液状化対策を確立します。

阪神淡路大震災の際、人工島において液状化現象がおこり、住民の避難が妨げられ、住宅に大きな被害が生じたことはご記憶のことと思います。液状化予測の精度を上げ、今まで以上に市民の安全確保に努めます。

【6】都市河川の安全対策に万全を期します。

海と山の間が狭い神戸市内においては、ゲリラ豪雨など集中豪雨が起こった場合、大きな水害が起こる危険性が常に潜んでいます。平成20年(2008年)7月の都賀川集中豪雨禍事故は記憶に新しいところです。そのため、神戸市は土砂災害警戒区域内の土地の現状を監視・把握する責務を遂行し、危険箇所のさらなる詳細を公表し、危険箇所の開発規制を厳格に行い、市民の安全確保に努めます。

【7】公立学校など公共施設の耐震化を急ぎます。

2015年度(平成27年度)までに耐震化率を少なくとも9割にすることを目標とする国の基本方針を踏まえつつも、前倒しをして目標を達成できるように全力あげて取り組み、子どもたちを初め、市民の生命と財産を守ります。

【8】南海トラフ巨大地震への備えを整えます。

南海トラフ巨大地震対策で求められるのは津波対策です。ハザードマップを広く共有し、津波の際に逃げ込める避難用ビルを特定し、また市を挙げた防災訓練も行いたいと思います。たとえば、ある休日の10時に南海トラフ地震が起こったと想定し、津波の到達が予測されるまでの時間に、住民が一定以上の標高の指定避難場所や避難用ビルに、実際に歩いて行ってもらうという訓練を想定しています。
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