かしのたかひと 樫野孝人 一人ひとりの志が神戸を創る

ホーム構想と公約7つのビジョン:5 一人ひとりの個性を大切にし、子どもたちの創造力を育む街

7つのビジョン5一人ひとりの個性を大切にし、子どもたちの創造力を育む街

神戸の若者から、進取の気風を持ち日本・世界を担う人材が生まれてほしいと願っています。私は母校神戸大学で、起業家精神育成ゼミで講師を務め、志高く力のある学生にたくさん出会いました。神戸の若者の可能性はスゴイ!と確信しています。その素地を整えるためにも、公教育に力を入れ、コミュニケーション力、外国語力、クリエィティブ力などを身に着ける社会参画型教育を充実させます。

【1】学校長の裁量権を拡大するとともに、民間人校長の公募も行います。

学校によって特色ある教育が行われ、子どもの学力と個性を伸ばすため、学校長の裁量の幅を広げたいと考えています。そのため、学校長にはマネジメント能力が求められることから、民間からも適切な人材を募る予定です。なお、一部、民間人校長が不祥事を起こすケースがありますが、これは人選の問題であり民間人だから不祥事が起こるというわけではありません。藤原和博氏(元・杉並区立中学校長)のように大きな成果をあげられた人もいるのに、民間人校長という発想を一律否定するのはナンセンスであると考えています。

【2】地域の方々と学校地域支援本部をつくり、地域みんなで子どもを育てる環境づくりを実現します。

地域の方々とりわけリタイアされたシニア世代の方々の力をお借りし、東京ですでに成果を収めている学校地域支援本部を立ち上げます。担任の先生と、地域の大人が協力して、子どもを見守り、それぞれの特性を活かして、子どもを育てる環境を作っていきます。

【3】社会参画型の新しい教育を積極的に導入します。

教育の目的は、子どもたちが1人の社会人として自立できるだけの力を付けることにあることは言うまでもありません。こうした視点から、社会参画型の教育を導入していきます。東京の公立中学校で導入され大きな成果を得た「よのなか課」、すでに市内の高校で実践された社会参加活動「ブルーアースプロジェクト」、そして現在行われている「トライやるウィーク」のさらなる発展、まだまだ神戸市の学校が行えることはたくさんあります。

【4】国際文化都市として、外国語教育、国際交流に、より一層力を入れます。

神戸から世界で活躍する人材がどんどん育ってほしいと願っています。そのために必須であるのは外国語力、コミュニケーション力、クリエイティブ力といった、自分で考え、まとめ、それを表現する力です。そうした観点から子どもたちへの教育内容を再考します。さらに、神戸市内の中学野球優勝チームがシアトルの優勝チームと親善試合を行うなど、子どもたちの国際交流に力を入れます。

【5】学校の都心回帰を進め、学生の吸引力を高めるとともに、まちなかの活性化を図ります。

神戸の学校、特に大学はどんどん郊外に行ってしまい、学生が街で時間を過ごすことが難しい状況です。また他都市では盛んな、都心での大学サテライト授業も、神戸ではたいへん乏しいところです。三宮再開発の一環として、サテライト授業をはじめ大学が都心に拠点を置き、学生が街で過ごし、買い物をしたり遊んだりしやすいような環境を整えます。

【6】「読み書きそろばんインターネット」時代に備えるため、全教室にパソコンとプロジェクターを整備し、IT教育を充実させます。

子どもたちにとって、インターネットは両刃の剣になりますが、大人になる過程において、避けて通れないものです。そこで、学校教育において「インターネットとの正しいつきあい方」を教えるべきものと考えます。また、先生がインターネットと情報端末を活用して授業ができるようになれば、子どもの理解度も高まることが期待できます。そのためにも、全教室にパソコンとプロジェクターを整備します。

【7】いじめ対策強化のため、24時間365日受け付ける体制作りとプロフェッショナル人材を拡充します。

いじめ対策には、子どもへの見守りを欠かさないこと、そして子どもがSOSを出せる方法を確保しておくことであると考えます。そのため、学校地域支援本部を通じて子どもを見守る大人を増やすとともに、専門的なスクールカウンセラーを育成・配置し、子どものSOSをキャッチできる体制を整えます。警察との連携も力を入れます。また、昨今増えているインターネットを利用したいじめを防止するため、インターネットの適切な使い方を授業で取り入れます。

【8】発達障がい・学習障がい含め、学習にハンディをもつ子どもたちの特別支援の教育を充実させます。

発達障がい・学習障がいを含め、学習にハンディをもつ子どもたちに求められるのは、子どもの発達段階や特性に応じた、それぞれの個性を尊重した教育です。学校と保護者との連携を強化し加配教員の増員、学びの支援センターの充実など、よりきめ細やかでスピーディーな療育体制の構築を進めます。これができるだけお住まいの地域で受けられるよう、療育体制の構築を進めます。

【9】リーダーシップ教育やプレゼンテーション能力、ディベート能力など、これからの社会に必要とされる力を公教育にも取り入れていきます。

教科書に書かれていることを暗記して、それを再現できるようにする教育、これだけでは不十分であるとされて久しいところです。知識をもとにして自分で考えられるようになるためには、友達や先生と議論する力、考えをみんなに表現する力、みんなを引っ張ってゆく力が求められます。こうした視点から、公教育の内容を見直し、10年後、20年後には神戸市出身者は素晴らしい力を持っていると言われるような、そんな人材育成を目指します。

【10】教員評価を積極的に導入し、やる気のある教員をバックアップします。

神戸で特色ある教育を行うには、市が指針を示したり、校長ら管理職ががんばったりするだけでは不十分です。現場の教員が創意工夫をすることが求められます。こうしたやる気のある教員をきちんと評価する人事制度を整えることで、力のある先生がもっともっと力を発揮できるような仕組みを作って行きます。また、教員が学校外での就業を経験し、キャリアアップにつなげる制度も導入します。

【11】教育委員会の改革に着手します。

教育委員会について、会議のあり方の改善、会議傍聴の推進啓発、市民の意見陳述の機会を設けるなどの改善をはかります。また、教育委員が、教育委員会事務局から報告を聞くだけでなく、直接市民と対話をして教育の現状や課題について認識できる仕組みづくりを目指します。

【12】神戸を大好きになる教育を行います。

神戸の素晴らしい歴史、文化、産業を子どもたちに今以上に学んでもらい、神戸のことをもっともっと知り、好きになってほしいと思います。そして、神戸に生まれてよかった、住んで良かったと、神戸を誇りに思ってくれるような教育を心掛けます。

【13】若者の起業をヒト・モノ・カネ・情報面で支援します。

私は母校神戸大学で、起業家精神育成ゼミで講師を務め、志高く、力のある学生にたくさん出会いました。そして、神戸には若者のチャレンジを応援し後押しする気風があると信じています。こうした若者の起業を、人材の面から、場所や設備の面から、資金の面から、情報の面からサポートできる体制を神戸市として整えていきます。
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