【神戸ひとマガジン】裕ちゃんを探せ！

昨年12月にオープンしたばかりのごはん屋さん。だが、常連さんで賑わう店内は、昔から親しまれてきたあたたかい雰囲気に包まれている。実は以前、垂水で居酒屋を営業していた平田さんの新店なのだ。「ふくしんの味が帰ってきた」と早くも評判。平田さんは、お弁当専門店や居酒屋を手がけ、さらに西区前開で地元の畑でとれた野菜を使ったお食事処を続けてきた。61歳の時に「25年間がんばったからそろそろ定年。これまでと違うのんびり人生を」と、惜しまれつつ店を閉めた。一年半の充電後「ご縁があって」再び店を始めることに。「やっぱり、お料理を作って人が集うことが何より好きだしうれしい」。長年支えてくれた家族や店のスタッフに感謝しつつ、新しい店を切り盛りする。