【神戸ひとマガジン】裕ちゃんを探せ！

まさに「ばあちゃんち」に遊びに来たような懐かしい雰囲気。

家の前で家族写真。昭和30年頃。だっこされているのが黒田さん。

板宿小学校の近くの住宅地に佇む古い民家。玄関を開けると、懐かしい黒電話や柱時計、レトロな家具が。黒田さんがきょうだいとともに生まれ育った家だ。子どもたちの独立後、住む人もいなくなり処分を考えていた。そんな時、友人から手作り市の誘いがあり、空いているならこの家を会場にと話が進んだ。家族の思い出の品や写真を整理しながら、父や母の愛情をあらためて感じたという黒田さん。こうして生まれた貸しギャラリーは「いたやどばあちゃん」と命名。少しずつ輪が広がり、歌声サロン、手縫いサークル、ヨガ教室、フラワーアレンジメント、絵画レッスンなど、20歳代から80歳以上が集い、さまざまな表現の場となっている。