西区・昭和16年生まれ
「いろいろな人と話をしていると、そこから思わぬアイデアが湧いてきます」と語るのは“街の発明家”野一色泰博さん。日々の暮らしでちょっと困ったことを解消したり、便利にするグッズを作っている。例えばゴルフが上達するバネやスイングチェックできるグッズ、片手で使えるトイレットペーパーホルダーからウミガメが飲み込んだ釣り針を取り除く器具まで、実用新案特許を取ったものなど、なるほど!と思わせるアイデアが次々語られる。保険業務に携わり定年の65歳から始めた趣味が今では周囲の人に喜んでもらえるライフワークに。「工夫次第で人もモノも社会も、もっとよくなる」という発明の楽しさは人々を元気づけている。
2011年秋号掲載